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都市の光景はときに平面的である。それは建物がガラスやコンクリートといった無機質な印象を与える素材によって作られているからかもしれない。あるいは乱立する建物やガラスの反射が、現実であることの確かさ(立体感)を奪っているからなのかもしれない。 しかし、奥行きを失ったかのような画面?一見それは写真のようでもある?に、人々の日々の生活が見えてくると一種の安堵感を覚える。人々の小さな動きの集まりは密度をもって、建築物とともに一枚の画面を構築している。そのようにして見えてくる画面を「都市のレイヤー」と称して、収集をつづけている。
前田博雅
Hiromasa Maeda
映像 (1ショット、ループ)。液晶パネルにアクリル加工、小型再生機接続済。使用電力:最大25W
Video (1 shot, loop)
2018年武蔵野美術大学造形学部映像学科卒。 2020年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。 映像の時間軸と、その構図やライブ性など他のあらゆる要素との関係を探る制作を行う。特に映像が持つ密度、すなわち情報量に着目したイメージ創造を行う。 <主なグループ展> 2020 年 CANBIRTH (アート解放区GINZA)|銀座髙木ビル MEDIA PRACTICE 19-20|東京藝術大学 元町中華街校舎 2019 年 アート解放区DAIKANYAMA|TENOHA代官山 藝祭 2019|東京藝術大学 上野校舎 岸に立つ|横浜市民ギャラリーあざみ野 OPEN STUDIO 2019|東京藝術大学 元町中華街校舎 MEDIA PRACTICE 18-19|東京藝術大学 元町中華街校舎 2018 年 OPEN STUDIO 2018|東京藝術大学 元町中華街校舎 2017年度武蔵野美術大学卒業制作展|武蔵野美術大学 2017 年 映像は死んだのか|武蔵野美術大学課外センター