一見デジタルに見える描線、ポップな存在感のモチーフと普遍的な構図。そこにミックスされる心地よい闇のニュアンス。絵具の流体性が生む抽象性の楽しさとシルクスクリーンの美しい摺りでグラフィカルに表現してみせる新進気鋭による一作です。グループ展「HAUS」(2023年、北品川・gallery 201)で展示され好評を博しました。
「可愛いが似合う女の子に対する憧れる気持ちや嫉妬心。アンビバレントな感情を抱き、いつまでも大人になりきれない私。そんな自分自身の心情をミラーリングした同志の女の子を描くことで、私のそばに居てくれる精神的支柱を自ら生み出しています」(nagu氏のステイトメントより)