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私自身の記憶の風景を描きたいと感じました。 子供の頃、週末に家族で遊びに出かけた帰りに、渋滞の高速道路で空をボーと見上げている時、 1990年前後のフワフワとした幸福感と、「このままで良いのだろうか」という漠然とした将来への不安。それらを感じていたような気がします。 知らないことと、知っていたこと。 感じていたことと、考えないようにしてきたこと。 きっと誰にでもそのような感覚や記憶はあるのだと思います。 既視感と似た「既知感」のようなもの、、、 そういう記憶の作品を作りたいと思いました。
三塚新司
Shinji Mitsuzuka
パネル、キャンバス、アクリル絵の具、パステル、
panel, canvas, acrylic paint, pastel,
資本のルールの中に取り込まれた理性が、グローバリズムによる構造変化、複雑化した社会問題、デジタルイノベーションによる情報過多という状況を作り出し、私たちが依拠しなければならない筈の社会共同体という足場を狭めているのではないか、、 もしかすると社会は、私たちの置かれたその状況に対する「疑問」を認知させ にくいように、より狡猾にデザインされ続けているのではないか、そし て共同体を構成する私たちもまた、日常という概念の奥深くへ、「疑問」を 隠滅し、秘匿する共犯関係にあるのではないか、私はその疑いを「疑問の 疑問」、「META 疑問」と呼んでいる。 私はそのような「疑問」を元に作品を作っている。 東京藝術大学卒、同大大学院中退。2018年より作品発表を始める。 2018年 池袋アートギャザリング IAG AWARDS 2018 準IAG賞受賞 2018年 Independent Tokyo 2018 入賞 審査員特別賞受賞 2019年 スパイラル SICF20 2020年 公募展 UNKNOWN ASIA 2020 審査員賞受賞 2021年 神奈川県美術展 県議会議長賞受賞 2021年 スパイラル SICF22 2022年 岡本太郎現代芸術賞展 岡本敏子賞受賞