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ガラスはその性質から、物理的にある空間を外と内に隔てながらも、透明であることによって両者に連続性を与える一方で、反射によって写る自己とガラスの向こう側との距離を自覚させる装置といえる。
ガラスがもたらすこの近さと遠さの曖昧なニュアンスは、欲望を喚起する上で欠かせない要素であり、人の装いに直接働きかけるアパレルショップにおいてはとりわけ重要である。
デジタル化に伴う自己編集性の時代によって、実在の事物や空間より情報化されたそれが優位となる中でも、まとう行為への関心は変わらない。衣服をまとうことは個の表現であると同時にその外側の世界を身体にフィットさせることでもある。店舗の周囲の環境がファサードに映り込む様は、そうした衣服の内と外の関係を想起させる。そのことを念頭に置いたとき、ガラス面を被写体にして、反対に消費の対象そのものを被写体にすることを最低限にすることで、消費の空間に都市の多層構造の一端を垣間見ることはできないだろうか。とりわけ反射に焦点をあてることで、フレームの外側にあるはずの空間へと意識を向ける。

特徴的な多角構造の建物が、閑静な住宅街を映し出す。内部のマネキンとショップの周囲の光景とがシームレスに地続きとなっている。

Apparel Displays 0001 - Aoyama -

Apparel Displays 0001 - Aoyama -
tagboatArtFair2024

Hiromasa Maeda

作品本体価格Sellng Price(Artwork)
¥ 25,500
箱代/額装費Framing Price
¥ 6,036
消費税Tax
¥ 3,153
合計金額(税込)Total(include tax)
¥ 34,689

More Details

写真/インクジェットプリント

Photo / Ink jet print

証明書Certificate of Authenticity
タグボート発行証明書ありExist
サインSignature
あり Yes
EDITION
ed-/3ed-/3
制作年Year of Creation
2025年
サイズSize
30.5x 25.4 cm
作品の状態Condition
良好good
額仕様Frame Specification
黒、マット(白)framed
額寸Frame Size
36x 28x 4cm
納品期間Shipping Time
約5週間5-6weeks
特記事項Notices
※「tagboat Art Fair 2025」 の出展作品となります。会場先行販売のため、オンラインでの販売開始前にSOLD OUTとなることがございます。会期終了後約5週間でのお届けを予定しております。
作品IDItem ID
76217

Profile

2018年武蔵野美術大学造形学部映像学科卒。
2020年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。
映像の時間軸と、その構図やライブ性など他のあらゆる要素との関係を探る制作を行う。特に映像が持つ密度、すなわち情報量に着目したイメージ創造を行う。

<主なグループ展>
2020 年
CANBIRTH (アート解放区GINZA)|銀座髙木ビル
MEDIA PRACTICE 19-20|東京藝術大学 元町中華街校舎

2019 年
アート解放区DAIKANYAMA|TENOHA代官山
藝祭 2019|東京藝術大学 上野校舎
岸に立つ|横浜市民ギャラリーあざみ野
OPEN STUDIO 2019|東京藝術大学 元町中華街校舎
MEDIA PRACTICE 18-19|東京藝術大学 元町中華街校舎

2018 年
OPEN STUDIO 2018|東京藝術大学 元町中華街校舎
2017年度武蔵野美術大学卒業制作展|武蔵野美術大学

2017 年
映像は死んだのか|武蔵野美術大学課外センター

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