ホンマタカシ
Takashi Homma
広告や雑誌メディアを中心に活動してきたホンマタカシは、写真表現の可能性を様々な方法で追求し、国際的に注目されている写真家である 。
一見、何気ない日常をおさめたかのようなホンマの写真は、まるで感情を持ち込むことを避けているかのような対象との独特の距離感が特徴である。
自身の作品を様々なシリーズにまとめた写真集をはじめ、インスタレーションや映像作品など写真をもとにした多様な形態の作品を発表。写真を使った世界の見方を様々に呈示し、写真というメディア自体を問いただす。
写真集『東京郊外』で、木村伊兵衛写真賞を受賞。2011年〜2012年にかけて自身初の美術館での巡回展「ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー」を金沢21世紀美術館、東京オペラシティアートギャラリー、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催した。
ホンマの写真作品は、クールなお部屋を演出してくれるだけでなく、コンセプトもしっかりしているので、アート写真を初めて購入する方には、ぜひ、おすすめしたいアーティストだ。
現代美術の写真家としての王道をひた走っているホンマタカシの評価はまだまだ上がる可能性があり、期待度は非常に高い。