山口藍
Ai Yamaguchi
江戸時代の文化や風俗をもとに、琳派など様々な日本の美を継承しつつ、現代性を融合した新しい美人画を、ふとんキャンバスや貝殻や板など独特の支持体を用い創造する山口藍。
繊細且つしなやかでありながら緊張感も纏った描線で描かれるその少女たちは、女の子の愛らしさと女性的なエロさの両面を併せ持ち、また山口が「少女」に見出す意味やイメージが作品内で何層にも重なり合い、奥行き豊かな空間を演出している。
隅々まで行き届いた作家のこだわりが魅力的な作品群だ。
国内に留まらず、活動の場を海外に広げ多くの注目を集めているが、20代半ばの若い頃からすでに国内外のオークションに出品され、エスティメイトを超える価格で落札される事もしばしば。将来性に高い期待ができると見込まれた故の結果と言えるだろう。
作品がオークションに出品されるだけでなく、予想額を超える価格で落札されているという、若くしてこのような安定した評価を獲得している作家は珍しいのでないだろうか。
日本のトップギャラリーの1つであるMizuma Art Galleryの取り扱い作家という点からも、作品の価値やクオリティーの高さ、今後更なる成長性が証明されていると言っても過言ではない。
今後も安定した価格上昇が予想される作家なため、早くに購入した方がお得だ。
TAGBOATでは、かなりお手頃価格の版画作品を主に扱っており、また場所を選ばずに展示や保管をしやすいサイズも魅力的と言えるだろう。
少しでも山口藍の作品に興味を持ったならば、まさにそのタイミングを見逃さない事がオススメである。