渡邉富美子
Fumiko Watanabe
千葉県生まれ、福井県育ち。15歳で美術を学ぶため単身渡英。母に「世界が親と思いなさい。」と成田空港で見送られ世界の様々な人、文化、美術によって育てられる。英国での生活、ヨーロッパ諸国貧乏旅行、帰国後の日本での生活を経て現代社会に生きる世界の人々の複雑な感情や葛藤、孤独感に気づく。以来、「現代の人間像」を心象風景の中で模索している。
ロンドン芸術大学を卒業後、京都の黒谷和紙の工房で手漉き和紙の技術を学ぶ。そこで出会った顔料はその後の作品の色彩に大きな影響を与えることとなった。また、ピーター・ドイグやデイビッド・ホックニーなど色彩画家と称される作家に大きな影響を受ける。国内外で作品を発表。現在は英国の南ウェールズ地方に移住し制作を続けている。